【2017年56作目】
実在の将校クラウス･フォン･シュタウフェンベルク大佐を中心に、軍部の将校達による、クーデターを描いた物語。
監督は『ユージュアル･サスペクツ』で一躍注目を浴びたブライアン･シンガー。
主演はトム･クルーズ。
私、恥ずかしながら歴史にはとても疎いです。
ヒトラー暗殺は幾度となく行われたくらいは知ってましたが、他の事はあまりよく知りません。
こんなに何も分からない私でも、サスペンス要素がとてもあり、とても楽しめました。
実話なので面白いという表現は良くないかもしれませんが･･･。
『ワルキューレ』という作品に対しての感想には面白いという言葉を使わせてください。
シュタウフェンベルクを含む、多くのクーデターに参加した人達は、残念ながら処刑をされました。
彼等の死の9ヶ月後、ナチス･ドイツは崩壊するのですが、もう少し早くどうにかなっていれば、たくさんの人の血が流れなかったんですよね。
悲しいですね･･･。
本作は緊張感があり、とてもドキドキハラハラしました。
トムも他の作品だと華がありますが、本作ではそこを上手く殺していたと思います。
脇を固めるキャスト陣も重厚な演技で、ドイツの空気感がよく出せていたと思いました。
今回のレビューはなかなか難しかったです。
歴史が詳しければ、もっといろいろ書けたのにと思います。
本来、歴史が苦手だとそういう作品を選ぶって事も少ないのですが、トムが主演という事もあり手が伸びました。
私みたいな歴史が苦手な人にも、取っ付きやすい要素があったので見やすい作りになっているのではないでしょうか。
