ナチスドイツ時代に起きたヒトラー暗殺計画と、それに伴う「ワルキューレ作戦」を史実を元に実写化した作品。政策はアメリカ、作中も英語が用いられています。
この「7月20日事件」と呼ばれる出来事は、結果的に失敗に終わります。しかし戦争終結後、彼らのナチズムに対する真の愛国心が評価され、結果映画化にも繋がりました。内容としては比較的暗く、緊張感と悲劇感に満ちています。トムの出演作にしてはエンタメ要素の薄いものだったような。単にカッコいいだけでない、渋味のあるトムを観ることができました。
BGMも派手というよりはナチスの厳格さや恐怖感を煽るような厳かなものが多く、観てるこちらもハラハラします。ヒトラーもなかなかオーラが出ていて、役に負けてないように感じました。
ただ、前述の通り会話は全て英語。アメリカ映画なのでしかたないと言えばそれでおしまいですが、雰囲気は今ひとつでしたね。その方がわかりやすいし、世界観を壊してしまうほどのものではありませんでしたが。
