40歳を目前に
地位も名誉も手に入れて
社会的には大成功だけれど
家庭や夢や愛とは無縁の男の元へ
太っていて冴えなくて
弱虫で泣き虫だった
8歳の頃の自分がやってくるお話。
嫌味の塊なのに
チラチラと可愛さを滲ませる演技、
さすがでした、ブルース・ウィリス。
あたしもよく
黒歴史をなくしてしまいたくなりますし
幼い頃の自分がもし訪ねてきたら
してはいけないことを叩き込み(笑)、
しておいたほうがいいことを
いくつもいくつも懇願するかも(笑)
親よりも多分必死ですよね、そんなん。
でも
8歳の時のあたしにとって
今のあたしはあまり重要じゃなくて
ほんとは多分その逆で。
すでにわかりきったつもりの自分自身から
今また自分の "基礎" を見せてもらったほうが
これまでの日々も
明日からの選択も
何倍も大切に思える気がしました。
全ての大人に
ほろ苦くて優しい温もりをくれる作品。