ビターチョコ

キッドのビターチョコのレビュー・感想・評価

キッド(2000年製作の映画)
3.2
2000年の映画で、私は中古DVDを15年くらい前に買って、一回だけ観た。でも期待ハズレ(★)だった。その記憶だけはある。

いま、予告編を観て、ぼんやり思い出した。
いま、再見したら、どんな感想を持つのだろう。

●あらすじ
40歳の成功者の男がいる。未婚で、豪邸に住んでいるが、幸せではない。そんな男の前に、幼い少年が現れた。過去の自分自身らしい。男は少年と出会って過去を振り返り、変わっていく。

たぶんそんな映画だろう。
ほぼ忘れているが、予告編を観て想像して書いた。

ディズニー・ピクチャーズ提供の映画で、家族揃って観るタイプの映画なのだろう。企画・脚本・演出が作りこまれていて、出演者も実績ある俳優やオーディションで時間をかけて選ばれたキャストで、いわゆる大資本の映画なのだろう。つまりお行儀の良い映画なのだろう。

私はそのタイプの映画が好きだし、同時に嫌いでもある。モンスターや幽霊が出てくる馬鹿映画が好きだけど、同時に嫌いでもある。つまりジャンルは関係なくて、面白ければどんな映画でも好きなのだ。

15年くらい前の初見時、私には響かなかったようだ。でもたぶん、音楽もカメラワークも安心してゆっくり楽しめる映画だろう。だから、今年中に観直すかもしれない。

★期待ハズレ
冒頭に期待ハズレと書いた。その意味は、開始から30分の時点で、この先どうなるか、つまり結末が判るタイプの映画だから。いわゆる予定調和と呼ばれるタイプだから。プロデューサーが、「簡単だよ、感動の映画を作れば客は喜ぶんでしょ」という感じで作ったようなタイプと思ったから。つまり空っぽだったから。再見すれば確認できるだろう。でも、違うかもしれない。

余談
上の映画評は、DVDを取り出してきて、でもパッケージの解説を読まずに書いた。たぶん私はこの映画に興味がないのだろう。だから、あらすじを読もうとさえしなかった。
いま読むと、「珠玉の感動作」と書いてある。つまり紳士淑女のための映画なのだろう。やはり主なターゲットは私ではないようだ。

では、どんな映画が私向きかといえば、このタイプだ。
「ターボキッド」予告編
https://youtu.be/ohYrhkT0bK8