カナノシ

名探偵コナン 紺碧の棺のカナノシのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 紺碧の棺(2007年製作の映画)
3.6
運良く賞金付きの懸賞に当選し、昨今観光地として賑わっている離島へバカンスに向かう毛利小五郎一家と少年探偵団ら。
なんでもこの神海島は近海で海底遺跡が発見され、それに因んだ宝探しツアーやダイビング、果てはトレジャーハンティングと大盛り上がり。
しかし、ダイビング中だった蘭と園子は危うく鮫に襲われそうになる。すんでのところで助かったものの、同じ海域で宝探しをしていたトレジャーハンターが無惨にも鮫の餌食となってしまう。

蘭と園子を心配するコナン達であったが、被害者のマリンスーツに何者かが細工をしていた形跡を見つける。
事故かと思われたこの一件が、世界を股にかけた海賊の財宝を巡る事件になるとはーーーな話。

劇場版コナンシリーズチャレンジ12本目。
本作は海賊の財宝を巡る謎解きアドベンチャー。しかし推理サスペンスが足を引っ張ってしまいアドベンチャーとしてもサスペンスとしてもやや半端になってしまったかという印象。
小さな事件を壮大にして行かねばという気持ちも分かるけれど…分かるけれど…

むしろサメ映画として観ればアリかもしれない。サメから逃げたら遺跡で殺されそうになった件、みたいな。

謎解きとは言え、アドベンチャーと推理モノは食い合わせ良くないのかもしれない。本作でちょっと物足りなさを感じた時は、Meijiホレホレチョコレートで宝探し感を補充してください。
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