過去視聴作品…。
当時…テレビで鑑賞…。
映画があるべき意味…。
あるときは…お腹がよじれるほど笑い…。
あるときは…痛快なアクションに度肝を抜き…。
あるときは…止めどなく流れる涙で魂が洗われる…。
しかし…この映画は…上記の全てに当てはまらない…。
そう…この映画は…。
『考えさせられる映画』『考えなきゃ…いけない映画』
本来なら…映画の評価や感想を書くべき場所だけど…。
私は敢えて…『何を感じたのか』を記したい。
『人が人を殺す』
しかも…大勢の人を…何の意味もなく…残酷に…。
この感覚や神経が…どうにもこうにも理解できない…。
何がどうなって…こんなことになってしまったんだろう…。
こんなことを書くと『何を当たり前のことを言ってるんだ』
そう言って…鼻で笑われるかもしれない…。
でも…『なんで…?』って言葉しか…出てこない。
自分の血を吸ってる『蚊』でさえ…叩くのをためらう。
だって…生きてるから…動いて飛び回ってるから…。
それを…自分の不都合だけで…自分の気分次第で…。
『命の停止』ボタンを押して…いいものなのか…。
次に…ユダヤ人をかくまって支援した人々…。
口では…『私だって…絶対にかくまってあげる』
そう…強い語気で言い放つ…。
でも…実際には…どうなんだろう…?
自分自身に問いかけるけど…答えは見つからない…。
映画の中で唯一…救いだったのは…。
あんな状況の中でも…『喧嘩』したりするんだなって…。
ごく普通の感情までは…失われていなかったんだなって…。
遠い昔…私が20代だった頃…。
『アウシュヴィッツ展』に行ったことがある。
大きなガラスケースの中に…数え切れない長い髪の毛たち…。
その中には…可愛い『三つ編み』の髪の毛が無数にある。
胸が押しつぶされる…。
子供の写真が一人一人…映し出されてる…。
この写真の子たちの前で…涙が溢れる…。
本来なら…満面の笑顔で映ってるはず…。
愛する父母に抱きしめられて映ってるはず…。
『ごめんね…。あんな時代に誕生させて…。』って思う。
最後に…私の父の戦争体験談があります。
『火垂るの墓…アニメ版』のコメント欄に記しています。