Emma

アンネの日記のEmmaのレビュー・感想・評価

アンネの日記(1959年製作の映画)
3.1
アンネフランクが娘と同じくらいの年齢ということを考えるとこれから楽しい事たくさんあっただろうに、、と無念の気持ちがいっぱいです。

ユダヤ人だからという理由だけで、ここまでの辛い思いをしないといけないなんて。自分のアイデンティティーを傷つけられ、基本的な生活もできず、殺されていく周りの人たちの話を聞いて、どんな気持ちだったのだろうと思うととてもいたたまれない。

見回りがくる度にどれだけ緊張し、気が狂う程嫌な気持ちがしただろう。1つだけ、どうして?と思ったのは、1度猫の立てる音が理由で存在を気づかれそうになったのに、2回目も同じ事で危ない目にあってる。猫も大切だけど8人の命がかかってるのだから、どうにか何か猫が音を立てない方法を考えられなかったのかと思った。

今でもどこかの国で同じような状況下で暮らしている家族がいると思うと、どうして、、と思う。ユダヤ人迫害で殺された人は何と100万人。アンネのお父さんのお陰であの時代のこと、ユダヤ人の気持ちなどを知ることができた訳だが、アンネと同じような物語が100万通りあったと思うと、言葉がでない。そして、100年以内に起こった事だとは信じがたい。

見るもは辛いけど、時々見返したい映画、(小説)である。
評価があまり高くないのは、ただ私自身が悲しい映画があまり好きでないから。
Emma

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