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アンネの日記のakvichanのレビュー・感想・評価

アンネの日記(1959年製作の映画)
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この戦争が、いつ終結するか、を知っている私は、語弊を恐れずに言うならば、安心して見ていられるが、当事者にとっては、終わりが見えない中、隠れて続けて生活をしないといけない現実なのだと思いを馳せるとき、コロナ禍の隔離生活と比べても、余りある恐怖と絶望で発狂しそうになる。
こういう恐怖感は年を取るごとに増している気がする。(私比)
アンネが隠れ家生活の中、希望を持ち過ごせているのは「子供だからかなぁ」とは思える。それが周りのオトナを元気にしたり、時には苛つかせたりすることもわかる。
詳しくないから間違っているかもだけど、ユダヤ系ドイツ人である主人公一家が、連合軍のカタを持っている現実に歪さを感じるし、「連合軍、本当に役に立つか‥?」と現在のウクライナ侵攻を見ていて、私は疑いたくなるし悲しくなる。
理不尽な命の奪い合いは本当になくなればいい。
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