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アンネの日記のkassyのレビュー・感想・評価

アンネの日記(1959年製作の映画)
3.8
日本でも翻訳出版されベストセラーとなった、アンネの日記の原作の映画化。ユダヤ人迫害の時代に生きるために、息を潜め隠れて過ごしたオットー一家の娘アンネが残した日記が綴った、アンネたちの過酷な運命が描かれる。ナチスの足音に怯えながら、息を潜んで暮らす家族たちがとても緊迫した感じの辛く息苦しい生活が写し出されています。そんななかで時には人とぶつかるも、アンネの素直で美しい心が印象的です。年頃の恋心の表現も可愛らしくいいですね。戦争さえなければとつくづく想いしらされます。最後の辛い顛末までが写し出されていなかったのが少しでも救いでしょうか。
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