くらら

アンネの日記のくららのレビュー・感想・評価

アンネの日記(1959年製作の映画)
3.6
普通の女の子の日常の映画なのに、映画を観てるだけなのに事あるごとにバレないかとヒヤヒヤしてしまうし、家の外に出たら収容所へ強制送還されるという前提があると思うと胸が締め付けられる。

匿った家族も同じ扱いを受けるのに、決死の思いで彼らを匿うのはどんな覚悟だったのだろうと思うと同時に、ユダヤ人以外の人たちにとってあの時代の政府はどう見えていたのだろうと考えた。
あんなに大人数が一歩も外に出ず生活するのは全員にとって相当なストレスだけど、その中でアンネが家族を喜ばせたり些細な喜びを見つけていく姿や、お姉ちゃんとの関係性が素敵。
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