はる

アンネの日記のはるのレビュー・感想・評価

アンネの日記(1959年製作の映画)
4.0
世界で最も有名な日記なのでは?
これを書いたアンネ・フランクの隠れ家での暮らしぶりが見られました。

ナチスの迫害から逃れ、まだ10代の女の子が、約2年間一歩も外に出ず、昼間は音を立てることも許されない生活を強いられていました。
恋も反抗期も、この隠れ家の中で経験していました。
それでも、日記の最後の方には「人間は本質的に善だ」と記しているんです。

私は小学生の時にこの本を読んで、ホロコーストの事を知りました。
あの頃は「アンネがかわいそう」という感想はあったけど、昔々に遠い国で起こった出来事、という認識しか出来なかった気がします。
成長とともに、知識も増えて、段々と現実のこととしてとらえられるようになったように思います。

戦争も迫害も二度と起こしてはいけない。そのためにこうして後世に伝え続けることの大切さを、今ひしひしと感じています。
人類の間違いを正す事が出来る人々が、広島に集まっていることを思うと、ドキドキが止まりません。
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