このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
字幕版です。
閉塞感で息苦しくなりました。
また、アンネさんの変化が印象的でした。
①『アンネの日記』との距離感
原作未読です。
ただ、子供の頃、映像作品を観たことがあります。
どの作品か覚えていませんが、とても悲しい気持ちになったことは覚えています。
②本作の上映時間
本投稿時点で、Filmarks上は150分でした。
一方、私はNHKのBSでの放送を録画したのですが、2時間50分ほどでした。
③本作の良かったところ
・苛立つ人々
苦しかったです。
戦争とユダヤ人への迫害。
外出できないことによる苛立ち。
他人との共同生活。
登場人物の発言に引いてしまうこともありましたが、私も同じ状況であれば言ってしまうかもしれないと思いました。
・アンネさんの変化
序盤は明るくて元気でした。
一方、Intermissionを経てから、言動が落ち着いていました。
演技の変化が印象的でした。
・アンネさんとペーターさん
関係性の変化に驚きました。
真っ暗な部屋でのキスが印象に残りました。
一方、個人的には恋愛描写がもう少し控えめでも良かったのではとも思っています。
儚さが際立ったのかなと。
④気になったところ
・アンネさんのお父さん
オットーさんですが、人間的に出来すぎていないかなと思いました。
他の大人たちが苛立ちを顕にするのとは、対照的でした。
ファンダーン家との同居を決めたのはオットーさんのようですし、デュッセルさんとの同居も即決していました。
正しいとは思うのですが、立派すぎないかなと。
・猫
序盤で登場した時点で、リスクを感じました。
物音で危険に晒されそうだなと。
実際、泥棒にバレるきっかけになっていました。
ただ、猫が癒しになっていたとは思いますし、猫によって一時は難を逃れる場面もありました。
難しいです。
・終わり方
オットーさんの視点に戻ってこなくても良いのかなと思いました。
突入を前になす術がないアンネさんたちの場面で終わりの方が好みです。
⑤まとめ
苦しい映画でした。
観て良かったです🙇