とらじ

ゴジラ FINAL WARSのとらじのレビュー・感想・評価

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)
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本編丸ごと観たのは劇場公開初日に観て以来かもしれない。人間(ミュータントという事になってるけど)対エビラのシーンは何度か観たりしてた。
北村龍平監督作品となれば、当然人間対人間の(監督が思ってる)スタイリッシュなアクションがたくさんあるんだろうなと予想できるわけだけど、改めて見ると、思ってたより人間のアクションシーンが多い。多すぎるくらい。しかもそれぞれが長い。ワイヤーアクションは今見るとかっこいいというより面白い。対空時間が長い!一回の跳躍で何度も構え直す。右手を前に!左手を前に!右手を前に!「フォッ!フォッ!フォッ!」みたいな効果音。これは酷い。
怪獣バトルは、昭和のゴジラのように、重厚感よりスピード感が出ている印象。ゴジラ対アンギラス、ラドン、キングシーサー戦は、ちょっとふざけてる感じも含めて昭和ゴジラ感があった。
多国籍な登場人物が全員日本語吹き替えでキャラクター同士の会話が成立しているところも昭和の東宝特撮感があってよかった。
ミニラ関連のエピソードはよく分からなかった。
当時「東宝が作るゴジラ映画は今作にて一旦終了」というつもりでこれを作ったと考えると凄い。せめてエンドクレジットでゴジラのテーマとか流せよ。と思った。
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