ぞら

レッスン!のぞらのネタバレレビュー・内容・結末

レッスン!(2006年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

落ちこぼれの高校生達が情熱的な社交ダンスの講師に出会い成長する、実在の人物を元にしたストーリー
面白くならないはずがない‼︎‼︎


……のに、うーん(ーー;)


落ちこぼれ生徒の主役2人
お互いの家族を諍いで亡くし、いがみ合う2人がパートナーになって和解し惹かれ合うのは良いと思う
が、男の方は途中から居残り参加してないのなしてなん?金のためにバイトとかかもしれんけど、そもそも参加しないと落第するんじゃなかったん?
女の方は家に帰ったら家族の面倒を見なければならないからと駅のホームで宿題を終わらせるという真面目さ!なして居残り組に入ってたんだ?母親のことを馬鹿にされたらすぐ喧嘩腰になるからだろうが…
2人のバックストーリーは小分けにせず前半にどれだけ苦労してるかが出せたはず
正直ホームでたまたま会って少し話したりとかちょこちょこいらん
もっとダンスシーンを増やしたほうが良かった
バンデラスが生徒とタンゴを披露して、言葉なしで皆んなの心を鷲掴みにしたように
ペアを組むうちにお互いの別の一面に気づく描写がもっと入れば、ラストのキスシーンはグッときただろう

あと居残り組のダンススキルが分かりづらい
ビートは取れるんだろうが映画時間の半分過ぎてもステップの練習ww
バンデラスの教室で初めてプロと並んで踊るシーンでやっと自分達のレベルを知って打ちのめされるのかと思いきや、プロのダンサーにケチョケチョに言われるまで気づかない能天気ぶり
なるほど!こんな頭だから落ちこぼれか!
なんて納得したくないけど…(;´д`)
どうしようもない奴らだけど決して憎めないキャラを多くして欲しい

あとバンデラスの教室で自信をなくしてた子はどう展開したかったのか?
居残り組に来たことでどうだったのか?
立派な社交デビューさせたいモンスターマミーとの確執は?
「好きなら踊りましょう」って他人励ましてる場合ちゃうよ!?
⭐️居残り組とプロが一緒になるシーンで、実力の違いが分かり萎縮する面々。プロ達も口々に馬鹿にし、母親に居残り組と付き合うのを諭された時に「心から踊ることが好きで踊ってる(居残り組の)皆んなの方がダンサーよ!」と言い放つ
ぐらいのことしてくれないと、自分よりレベルの低い奴らといて安心したいだけの少女のままやん


バンデラスがここまで居残り組に入れ込んだ理由も後半突然「成長を見るのが面白くて」と出てくるのも解せない
え……全然上手くないやん?
もう頭抱えるよ(ToT)

3人で踊るのもいる?尺長いし
他の人達の成果も見たかった
あと大会中にヒップホップかけ出すのもわけわかめ٩( ᐛ )و

パッケージもちゃうよねww
青年と女子のダンスポーズのバックにバンデラスちゃうんかいww


映画のシーンを入れ替えていればもっと分かりやすくなっていたのではなかろうか?


ここから自分用
⭐️むしゃくしゃして校長先生の車を壊す青年を見かけたバンデラス
自分に何かできることはないかと校長に持ちかけると、面白半分で居残り組の先生に
初日は社交ダンスを馬鹿にして言うことを聞かない居残り組だったが、後日バンデラスと生徒のプロのタンゴを見て興味を持つ
ペアを決められて練習を開始するも、青年と女子はペアを受け入れない
青年に至ってはダンスすらしようとしなかった
同じ頃、バンデラスの教室で母親の重圧に苦しんでいた少女を見かねて一緒に教えてほしいと居残り組の教室へ誘う
初めは皆んなから敬遠されるも、同年代で踊れている少女のことを見直す
皆んなに基本ステップを教えることで自信を少しずつ取り戻す少女
皆んなも元々ヒップホップが好きなため、基本のステップをすぐ覚える
褒めるバンデラスと少女に、皆んなもどんどん楽しくなる
踊ろうとせず生活も荒みっぱなしの青年を気にかけて何かと声をかけるバンデラスだったが、女子にあんな奴放っておけと言われ、2人の確執を聞かされる
しかし青年がいなければ女子のペアがない

そんな折、金のためにバイトを繰り返していた青年だったがかなり危ないバイトだと知り抜けようとする
が、仲間はそれを許さずおまけに兄が死んだのは同じ理由だと聞かされる
怒りに任せて喧嘩を起こしているうちに警察が来て仲間は逃げるが青年は補導されてしまう
家を飛び出して親に連絡できない青年は仕方なくバンデラスを頼る
車の件といい2度も助けられた青年は女子とダンスの練習をすることに
青年は皆んなよりも遅れていたため、夜中に一人で踊っていた女子は青年を自主練に誘う
そこで彼女も苦労していることを知る
お互いの家族を失った痛みを分かち合うことで叙々に打ち解け、意識し合うようになるがまだ言い争ったりとギコチナイ

居残り教室が雨で水浸しになってしまったため、急遽バンデラスの教室で行うことに
初めてのダンススタジオでテンションが上がっている居残り組
そこにプロの生徒達がやってきてまざまざと格の違いを見せつけ、遊びでやってるならプロの邪魔をするなと馬鹿にされてみな教室を後にする
少女は母親に居残り組と付き合うのを諭された時に「心から踊ることが好きで踊ってる(居残り組の)皆んなの方がダンサーよ!」と言い放つ(母にはじめて反発)

後日、居残り組のみんなはダンスなんかやってもしょうがないと意気消沈したり八つ当たりしたり…
そこでバンデラスがみんなに教えることが面白くて仕方なかったと語る
何故なら社交ダンスの素晴らしさを伝えたくて教室を開いたから
大会の資金は自分がなんとかするから、ここまで頑張ってきた成果を披露しようと…
それを聞いた青年と女子はみんなを見返そうと声を揃える(初めて意見が合う)
また皆は奮起!
オリジナリティも大事だと教えられれば、ヒップホップも織り混ぜてノリノリで振り付けを練習
皆んなも色んな所で個人練習したりして、周りの生徒も不思議そうな目で見てたり
ダンス大会に出れるわけないと馬鹿にしていた校長も、ダンスに真剣に打ち込む居残り組を見かけ心が変わっていく
バンデラスも教室に居残り組にと指導に熱が入る!

大会当日-
居残り組がダンス衣装に身を包んだ姿はかつての落ちこぼれと違い、輝いていた
その姿に感心する校長や少女の母親
が、青年だけが来ていない
実はかつての仲間から報復を受け来れずにいた
居残り組のほとんどが生き生きと踊り終わってもまだ来ない青年に女子は落ち込む
「いっつも期待したって無駄だって分かってるのに、今回は違うかもって思う自分にがっかりしてる」と涙を流す女子に、踊り終わった居残り組は青年を探しに行く
決勝に残った居残り組にバンデラスは審議の時間を稼ぐため、3人で踊ることを提案する
ボロボロの青年をやっと見つけ、大会へ!
もう曲が始まっている

踊る2人
今までの日々がフラッシュバック
手と手を取り合い、体を抱き寄せる動きと心の距離がシンクロする
曲の終わりに自然とキス💋

良かったと校長に言われた青年は車の件を素直に謝る
校長はバンデラスに今までの非礼を詫び、生徒達が何か真剣に取り組める社交ダンスを含めたカリキュラムの相談を持ちかける
バンデラスの側で応援していた女性はその場を離れようとするが、バンデラスは一緒に聞いてほしいと言う
「君なしじゃここまで頑張れなかった」と…
そんな2人をニヤニヤみる居残り組
踊れ踊れと茶化し、バンデラスのロマンチックな社交ダンスで終わり


って自分ならする
ぞら

ぞら