ぽん太

死国のぽん太のレビュー・感想・評価

死国(1999年製作の映画)
3.0
閉鎖的な四国山間の町
幼馴染の3人は仲良く、しかし歪
小学生だったある日、1人が東京へ引越す
「こんな所、早く出て行きたい」
ずっとそう言っていたサヨリを残し。
大人になり残した家の処遇の為、町に戻るヒナコ
手紙を書いても返事が来なかったサヨリを思い会いに行く
「サヨリちゃん、死んだがよ」
幼馴染が高校の時に亡くなっていた
じゃあさっき窓越しに見えた人影は誰
「ここは東京とは違うきよ」
「ヒナちゃんって金魚のフンみたいな」
「サヨリちゃんがヒナちゃんからの手紙を燃やしながら言っとたがよ。」
「俺、サヨリと付き合うっとた」
絡めとる様なサヨリの思いを、あれ程自分を好きでいてくれた子はいなかったと忘れられないフミヤ
しかし、死んでしまったサヨリを思い出にし、ヒナと新たに進む道を。
娘の死を受け入れられず、娘の歳の数程四国お遍路を逆打ちする母
「よう返ってきた」
「ええ、ええ。フミヤくんと一緒になりや。一緒になってフミヤくんの子を産みや」

ホラーより恋愛ものとしてみた
母の思いが恐ろしい
誰も幸せにはなれなかった

再視聴
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