が死ね

サーティーン あの頃欲しかった愛のことのが死ねのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

"hit me, I'm serious I cant feel anything hit me!"

母と兄と暮らしていた素直で真面目な13歳の少女トレイシー。学校で友だちになったクールな少女イーヴィの影響で、トレイシーは過激なファッションに身を包み、母にも悪態をつくようになる。そんな娘の変貌ぶりに戸惑いを隠せない母はひとり深く苦悩。

3ヶ月では人は変われないというが、トレイシーはたったの3ヶ月で酷く変わってしまった…
ちょうど13歳の頃に初めて見て、共感しかなく大好きな映画リストに入りました。
16歳でも17歳でもなく13歳、その年の頃に自分がダサいことに気づいた私にはかなり刺さりました。真実を知るには早すぎて、でもあの子みたいになりたくて…そんな思春期を暗くリアルに描いた作品です。
イーヴィに気に入られるためなら何でもしちゃうトレイシーを自分と重ねてしまいました。
ほんとうは共感しちゃいけないんだと思うけどね…。

映画が進むにつれ色合いが暗くなっていき、カラーセオリーやイーヴィの目のセオリーに感動しました。小ネタもかなり含まれているので探しながら再視聴するのもオススメです。

ラストのシーンでメルがトレイシーをしっかり守ってあげるのが感動しました。self-harmを見つけたメルがもだえるトレイシーを泣きながら抱きしめるシーンは心が痛く、切なくなりました。少し悪いヤツに憧れているティーンには見て欲しい映画。
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