SachikoInoue

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのSachikoInoueのレビュー・感想・評価

5.0
ロビンウィリアムズ好きなのに、なぜか観てなかった一本。

まず、マットデイモンめっちゃいい!
つっぱりながらも繊細な青年を演じてて改めて彼を好きになった。
すっごくキュートだな〜。
ストライクです。

マットデイモン演じるウィルは、とてつもない才能に溢れた天才。しかし、過去の虐待などによる心の傷で、なかなか他人に心を開くことなく、喧嘩ばかり。親友のチャッキー達とその日暮らしの日々を送る。
しかし、ある日数学の教授であるランボーと出会い、その才能を見出される。そして、精神分析医のショーンと出会う。

カウンセリングを通して、ウィルとショーンが段々と心の距離が近くなっていく過程がいい。
最初のウィルは、自分のことは他人には絶対理解できないと思い、また、心の中に入らせないように、人をこき下ろす言葉を吐き出す。
しかし、ショーンと対話する中で、いかに自分の言葉で人を傷つけてたか気付く。
その変化がとても繊細な表情に表れていた。

対話を積み重ねる中で、ショーンもウィルと似た環境にいた事を知る。
だからこそ、ショーンの「君は悪くない」という言葉が重みを増す。
この言葉に子どものように泣き出すウィル。
ああ、良かったと思った。

親友チャッキーの存在もウィルにとって、無くてはならない存在だ。
チャッキーは、ウィルと一緒にばかをやるのはもちろん楽しい。だけど、最も重要なことはウィルがその才能を活かすこと。そして、一歩を踏み出して自分達の前からいなくなること。それを心から願っていた。
その心情を聞いて、ウィルは一歩踏み出す決意をし、旅立つ。

本当に爽やかな感動を呼ぶ映画だった。なぜ観てなかったんだ…。
一回観ただけじゃ足りない。何度となく観たくなる作品。
行き詰まるような現在の状況下だからこそ、今観てほしい。
金曜ロードショウでやったらいいのに。
SachikoInoue

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