pauh

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

恋愛、友情、仕事など、様々な人物の様々な視点からの悩みや関係性に感動する作品ながら、嫌なわざとらしさが無く素直に感動しました!
ウィルと先生だけでなく、先生と教授の関係やウィルと友人達など友情だけでも様々な物語があり、特に後半での親友が道に迷走するウィルに対し力強く背中を押す言葉を掛け、その言葉通りウィルが去った後に寂しそうながらも嬉しそうな表情をしている姿に、形だけで無い相手を思いやる真の友情を感じグッと来ました。
完全に心を閉ざし相手をわざと傷つけるウィルに対し、公園で本で得た知識で実際に経験したつもりになってはいけないと語りかける先生の言葉が観ているこちらも考えさせられ、妻への一途な思いも言葉の端々に溢れ出ていて、自分もこういう人と自分の話をしてみたいと思いました。
迫力のあるシーンでは無いものの、再婚の話をするウィルに対し「“妻”は死んだ」と言い放つシーンが、短いながらも強い思いを感じられて印象的でした。
ラストのウィルの選択も、意外だけど先生と話した事で真の自分の求めるものを選べたんだなと思え心温まるエンドで良かったです。
グッとくる台詞が印象的な、素敵な作品でした!
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