Lila

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのLilaのレビュー・感想・評価

4.3
みんな大好きグッドウィルハンティング。少なくとも、アメリカで「好きな映画は?」って聞くと、かなりの高確率でこの映画が出てくる印象です。特に男性ファンが多いような?

10代の時に観て、その後何回か観て説教映画に感じていた時もありましたが、いま改めて見直すと何周か回って、やっぱりめちゃくちゃ良い…

「No one can understand the depth of you」
「People call these things imperfections but they’re not. That’s the good stuff. And then we get to choose who we let into our weird little worlds.」

長台詞はもちろん、それ以外でも惚れさせてくる台詞がバンバン出てきます。マットが演じるウィルの孤独を感じる人が如何に多いか。出逢いを経て、20歳の若さで新たな道が拓けたのなら素晴らしいではないか、と思えるようになりました。まだまだ幾らでもやり直せる、始められる。エンディングのベンとロビンは最高です。曲も良い。長い長いアメリカの道も。

スカイラーとの恋仲描写も自然で好きです。てか、Skylarって名前が地味に堪らない…可愛過ぎる…ミニー・ドライバーがユニークでこの役にピッタリです。

ロビン・ウィリアムズの死を未だに乗り越えていない長年のファンなのですが、この作品は奥深い青い瞳がギリギリ残っている頃で、姿を見るだけで嬉しくなります。恋しいです。切なさと寂しさと優しさと温かさを同時に放てるこの瞳、この後どんどん霞んでいってしまい、そのうち燈が消えてしまうのです。「Son of bitch, he stole my line」で作品が締まりますが、このセリフはロビンのアドリブだったことは有名で、天才過ぎます。完璧。

ベンはマットの役をギリギリ出来たかもしれないですが、マットにベンの役は出来ないのですよね。それぐらい、マットの繊細さと聡明さがウィルにハマってます。そしてかっこいい、ああ、かっこいいw

ベンとマットのタッグは、我々世代の青春です。ハリウッドを盛り上げてくれる存在でもあります。新しく制作会社立ち上げて、AIRを作ったのは今年2023年のお話。まだまだ夢を見させてくれそうです。

マットとベンのArtists Equity
https://lilacomedy.com/movies/movieair
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