湯上がり太郎

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの湯上がり太郎のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

主人公が友達をコケにした輩に対して、「人の言葉を自分のもののように話すのが趣味なのか」となじっていたのが印象深い。人の意見や本の言葉を用いて自分の考えを述べること自体は不誠実でも虚構でもないと思う。それに共感したというのも自身の立派な考えだ。でもそれが単に憧れなどによる追従や、思考停止した模倣であってはいけないと思うし、先の輩のようにそれがあたかもオリジナルの考えかのように偽って発信するのはやはり不誠実だ。
そもそも人の考えの材料になるのは大抵他人の考えだと思っている。だからこそ偏らず多くの意見に触れることや、できる限り実際に自分で体験することが、それを自分自身の考えに昇華させるためにはとても重要なんだろうなあとか思った。
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