たいぢゅ

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのたいぢゅのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

自分の身近にウィルのように苦しんでいる人がいたとして、自分はショーンができるだろうかと考えてしまった。(難しい)

最後まで観るとウィルに共感する。これまで大変だったこと、ずっと欲しかった言葉を言われて涙してしまうこと。
しかし、自分の身近に前半のウィルがいたとして、助けが必要な人間と認識できる自信はない。ただの嫌なやつとして処理してしまいそうだ。友でもカウンセラーでもなければ助ける必要はないかもしれないが。
助けが必要な人は助けが必要な顔をしているとは限らないと改めて認識した。
(少しaftersunを思い出した)

人の心に触れるのはかなりのエネルギーを要するものだと思った。ショーンは初対面のウィルに妻を侮辱されたことでガチ切れしたり、その後一晩中考えたり、ウィルが質問に向き合わなければ帰ろうとさせたり。めちゃくちゃカロリー消費している。だからこそウィルが信頼するのもわかる。
自分の友人が悩んでいたとして、いつでも相談乗るよとは思うし話は聞けると思う。しかし、半端な向き合い方では解決できない相談が来るかもしれない。ここまでのエネルギーを使う用意があるだろうかと自問したくなった。