ラン

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのランのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

多くを受け取れる深い作品でした。
感想を書いてもそれだけでは足りないない感じがして、また次に観たら感じることも違うんだろうなと。

自暴自棄の天才人間。その才能にめちゃめちゃ憧れる。
幸せになって良いのに、
怖いのか、親友を思ってか、トラウマなのか、そのチャンスに躊躇してしまう。

そして
新たな人とも真剣に付き合えない。
人をバカにするような増長した態度をする。
天才ゆえに知識の情報量と頭の回転のはやさで言い負かされてしまう。
しかし
生まれながらの天才でも経験と言うところでは若い彼には心理学者の先生には及ばない。
常に同じ仲間と群れてその街からも出ない。
未熟だ。
そこをついたのはうまいなと思いました。 

天才でも
人との付き合いや経験と言うものの重要さを教えてくれた良い作品でした。
気持ち良い人だけと付き合って井の中の蛙だけでは成長はできない。
いろんな人と出会い傷つき傷ついて人は成長していくんだなと。それで人は深くなっていくんだなと、また思えました。

ラストの真剣に向き合ってくれた女性を
選んだのは良い結末でした。
ラン

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