HK33

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのHK33のネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

いい映画だが個人的に巷で言われているほどには心を動かされなかった
●地元のツレのChuckieがWillの背中を押すシーン、家までpick upに行ってWillが本当にいなかったときの笑顔が素晴らしかった。侘しさと誇らしさの両立が美しい
●またChuckie始め地元のツレ軍団にはWillを新しい世界に送り出そうということに何の躊躇いもないのが素晴らしい。これこそ本当の友情だと思った
●正直なぜSean先生がこんなにappreciateされているのか、ストーリーの中ではいまいち納得感がなかった
●最後のSean先生の”Good luck, son”のsonを無視している日本語字幕は欠陥
●あとイギリス人の彼女は必要だったのだろうか。。。新しい世界に旅立っていくモデルケースにはなったのだろうが、異性としての関係が絡んでくるのもあってかあまりストーリー上の意義が分からなかったし、なぜそんなにWillが惹かれるのかも分からなかった
●それ以上にいくらなんでもLambeau先生が報われなさすぎる。。。Willの才覚を見出しそれを信じてやまなかったのはSean先生ではなくLambeau先生だったと思うのだが、WillからLambeau先生へのappreciationがほとんど描かれないのは如何なものだろうか。。。
●Lambeau先生が自分とWillの才能の違いを悲痛にも認めるシーン、Willが燃やした回答用紙を必死に消すシーンはとても切なくて胸にくるのだが、その後もWillとLambeau先生の関係は大して描かれずに終わっている。結局Willにとってくだらない数学に難儀しているLambeau先生は尊敬に値しないからappreciateしていないということなのだろうか。。。だとしたら切なすぎるし作品としてのメッセージと矛盾しているような気もする
●本質的に描きたかったテーマは「自分で自分の可能性にフタをするな」、「新しい世界に飛び込むことを恐れるな」ということであり、次点で「信頼関係を作るにはまず一方的にでも信じ続けること」ということなんじゃないかと思ったが、後者を示すにはLambeau先生をもっとfeatureすべきなんじゃないか
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