母ちゃん

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの母ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「次はフロイトがコカインにハマった話」


うわぁー気になるぅー。

2時間中1時間半ぐらいはウィルの傲慢さにイライラしてた。
全方向に噛み付いて小馬鹿にした態度。
でもそれを分かってて最初から真っ直ぐ向き合ってたショーン。分かったふりをするでもなく、小言を言うでもなくウィル自らの言葉で語るのをただ待つ。時にはぶつかり、怒鳴り合う。それでも真っ直ぐ向き合った。

彼女も真っ直ぐ向き合ってたのにウィルは信じきれなかった。自分の生い立ちを恥ずかしく感じて嘘で塗り固めた。それでも彼女は本当のウィルを知りたくてぶつかったがあっさり「愛してない」と言われる。そんな嘘をさらりと言えちゃうウィルが哀れだ。

そんなウィルの背中を最初に押したのは親友だった。

「50歳になっても俺たちとつるんでたら殺してやる」

何にでもなれる知能と才能を持ってるのに何の目標もないウィルにガツンといった彼は偉い。それでこそ親友だ。

ウィルは父親に虐待されてたのは自分のせいだと思っていた。でもショーンが何度も何度も何度も「君のせいじゃない」と言い聞かせウィルが泣くシーンにはこちらの目にも涙ですよ。
母ちゃん

母ちゃん