雑食

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの雑食のレビュー・感想・評価

3.8
題名から職業エージェントの仕事の話か…!?サクセスストーリーか…!?と思ってましたが全然違う。

マットデイモン演じる天才だけどスラム育ちの主人公は育った家庭環境の問題もあり、自分の感情に素直になれない。自分を守るために他人を遠ざける。天才だからこそ人から注目を浴びるし、嫉妬される。

大人たちが天才を利用しようとするけど、本人はそんな大人の事情をすぐに見透かすし、本当の自分を見てくれる人はいないことに孤独を感じてしまう。

それに対して不器用なりに真剣に向き合うロビンウィリアムス演じる学校の先生。
彼も奥さんに先立たれ何を目的に生きていくのか見失っている。

2人が織りなす感情の交錯と、次第に変わってき昇華していく様は心打たれる。

売れてない頃のマットデイモンが脚本をもってきた作品であることも驚き
そして今は亡きロビンウィリアムスを見るだけでも泣きそうだが、彼のアカデミー賞受賞をした演技も見ものです。
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