トランスマスター

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのトランスマスターのレビュー・感想・評価

5.0
#81 今更ですが初めて見る名作第一弾

幼少期から里親から虐待を受けてきたボストンの下町のあばら家に暮らす青年が主人公。仕事はMITの校舎の清掃員と建築現場での肉体労働。
主人公はMITの廊下の黒板に書いてあった数学の難問(MIT教授でも2年かかった難問で生徒は誰も解けない。)をスラスラ解いてしまう。
しかし悪友3人とストリートでの喧嘩や難関大学付近のバーでナンパなど地方都市のマイルドヤンキーのような生活を送っていた。
とある日バスケットコートでの乱闘から警官を殴って逮捕されてしまい。
刑の執行を止める為の条件として
・MIT教授からの数学の難問を解く事
・セラピーを受ける事
の提案をMITの教授から提案されるが、主人公は数学は快諾するがセラピーは拒むストーリーです。

◆良い点/注目ポイント
・幼少期からと実生活でも親友のマット・デイモンとベンアフレックによる脚本・主演という事がそもそも凄い。表向きにはカウンセラーと心を閉ざしたギフテッドの映画っぽいジャケットですが、私は主演2人の真の友情映画だと思います。
・劇中の会話劇がタランティーノ映画よりも楽しいです。
ベンアフレックがバーで話した。酔っ払いの叔父貴と警官の小話は大爆笑です。
・ハーバード学生のたまり場のバーでエリート学生を論破するシーンやCIAの7倍もの情報処理能力を持つNSAのオファーを蹴るシーンは印象的でした。

◆改善点
・なし。

◆総括
・作品の中に名セリフがたくさん埋蔵されていて鑑賞した後気分がすっきりしました。
一番好きなセリフは「こんなブサイクな車は初めて見た。」です。
友達への感謝が詰まっています。

2020年に見た映画の中で暫定1位です。

-2020年 81本目-