今までのスター・トレックは一度も観た事がありませんが、素直に面白かったです。
感情を制御できるバルカン人、地球人が仏教で解脱したらこうなるのかな？と思って観ていました。色んな面でナメック人とダブりました。
でも感情が絡まないと映画はツマラナイ...そこで地球人とバルカン人のスポックの存在は魅力的でした。あの倫理的な頭脳は軍師として最適ですね。そういう意味で諸葛亮ともダブりました。
カークは無鉄砲な故に魅力ある人物で、どんな行動を取るか予測できないのもまた楽しい面でした。やはりあういう性格が大成するんですかね。
ワープ/転送や赤色物質、そして未来との関連、複雑過ぎないため、すんなり流れるようにストーリーを楽しめました。そして連合艦隊など、普通に異星人がいる環境、なんか良かったです。これは作品が訴えたい事の一つだと思いました。
あれだけ文明が進んでも、状況や相手の心理は読み切れないのですね。誤解から生まれたストーリー、複雑な心境にもなります。人間はあくまで不完全な存在なのでしょうかね。
作品を批評する暇もなく、作品に取りこまれ感情移入してしまいました。過去のスター・トレックが大人気である理由も少しわかったような気がします。
