近頃は体調不良が続き、上手に眠れない夜を何度も繰り返す日々を過ごしています。眠れないことをいくら嘆いたって仕方ないので、そういう時は翌日の自分のために台所に立ってあれこれとこしらえています。深夜の台所でラジオを垂れ流して、夜風を浴びながらひたすらごはんを作るのが最近の楽しみになりました。残念ながら、私には相棒のラットがいないので、一人で黙々と作っておりますが。
私のように眠れなくて困っている人たちのために、深夜から朝方の間だけ営業するごはん屋さんを開きたいと前々から考えています。とは言っても、経営や何やかんやのことはさっぱりなので、子供が抱くような机上の空論でしかないんですけどね。
いつか、心とお腹が空っぽで心細い人たちに、安心してぐっすり眠れるよう気持ちを込めたごはんを提供したいです。
それが叶わなくとも、私の料理を食べて「おいしい」と言ってくれる人がいる生活を送りたいです。きっとそれだけで十分幸せなんだと思います。
