エス

レミーのおいしいレストランのエスのレビュー・感想・評価

4.3
先入観で新たな可能性を潰してしまう世の中、そんなのでは発展など望めずつまらないし、何より悲しすぎる。
ポリコレ云々だと言って多様な表現を袋叩きにするも昨今もそう。

美味しい料理を前にすれば誰もが堅苦しい表情を崩し、心の底から幸せになる。これは食べ物だけじゃなく、どの作品にもいえること。誰がどうとかではなく。そんな真の価値を、マイケルジアッチーノの素晴らしい音楽を添え、夢と支え合うことの大切さを描いた名作でした。終盤の追い上げが凄くて自分でもびっくりするほど泣いた。味覚をアニメーションで表すのも良い。

最近の私的料理番組ブームに乗っかっての鑑賞。ずっと見たかったから良かったです。

このレビューを投稿するにあたっての自戒の念も込めて。

”自然は変化するものだ、僕たち次第でね。
まず僕らが変わらなきゃ。”
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