ゆっきー

その壁を砕けのゆっきーのレビュー・感想・評価

その壁を砕け(1959年製作の映画)
3.5
誤認逮捕もので、実地シュミレーションの黒々とした画面、上野まで犯人を追跡したあとたどり着く廃墟、揺れる照明とカーテンは、それぞれノワール、黒沢清を彷彿とさせる。

車をまるで小高雄二との人機一体しとるかのように撮るのも面白い。ラストのクラクションはまるで雄叫び。
それはそーと、芦川いづみが途方もなくかわええ!
『結婚相談』同様、彼女の思い出し笑いのシーンがあるのだがそこのかわいさったらない。中平康の趣味だろう。
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