Kom

いけちゃんとぼくのKomのレビュー・感想・評価

いけちゃんとぼく(2009年製作の映画)
2.5
エモさを期待して見たら、作品としてのツメの甘さが端々で気になり、残念感が大きく残った。

豪速球の石を投げつけられたり、棒で殴られてるのに、主人公だけ血が出ないのはなぜ?(リンチシーンが多いのも辛かった
片や敵チームの子は、顔面にボール受けて鼻血でてたりするのに。

殴られた後の傷や、絆創膏も繋がりがマチマチ。
衣装の色も数少ない子役で何度も被ってるし。
そもそも、彼の生活環境を考えると、あんなシャンとした襟付きシャツは着ないのでは、、?生活感が感じられなかった。

端々に見られる作り込みの甘さが、リアルさを欠落させ、いけちゃんを悪い意味で浮かせてしまった。

照明がどギツかったり、カメラワークが手ブレしてたり、スタッフワークの粗さが目についた反面、
子供達は全員演技が素晴らしく、よくこんなピッタリな子を見つけてきたな、とキャスティングの方にMVPを送りたくなりました。
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