Narmy

いけちゃんとぼくのNarmyのレビュー・感想・評価

いけちゃんとぼく(2009年製作の映画)
2.9
よしおは、海辺の町に住む小学生。
世界を変えるような大人になれるのか?と自問自答してみたり少し大人びているところもあるけど、姿はまだまだかわいらしい男の子。
そのよしおのそばにはいつも、色を変え表情を変える謎の生き物「いけちゃん」が寄り添う。

頭痛を頭の中の小人が階段を上がってると表現したり、かと思えば妖怪あずきあらい?がでてきたりでやや子供向きなシーンも。
そして今だと少し残酷に思えるシーンも出てきたりして変なドキドキもするけど、そこはあっという間。
でも、要所要所によい話や良い喩えがあり、そしてほっこりする。

子供から大人へはいつ変化するんだろう。
いつから寝る時の暗闇が怖くなくなったんだろう。
子供の世界は狭い。
外にはもっと素晴らしい世界、大人の世界があると思うから夢をえがくのか。
ある時、外の世界に出て外の世界にも同じような人間関係があり、上には上がいると気づいた時が大人になり始めた時なのかな。

全体としては子供達1人1人のキャラがよくあっていたし、その周りの飄々としている大人達からも子供達への愛情を感じ、昔はこんな感じだったんだろうなとうらやましくなる。

少年の子供から大人への成長物語だけではないラストは少し伝えたいものがボヤけた気はするけど、今ならちょっとわかる気がする(ˊo̶̶̷ᴗo̶̶̷`)
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