ねむ

いけちゃんとぼくのねむのレビュー・感想・評価

いけちゃんとぼく(2009年製作の映画)
3.4
全体的にはふわふわとしていて、丸くぎゅっと固めようとすると指の間から何か逃げそうになる。
こういうの、メリハリなのかな??

子どもの頃ってそれをうまく言えないだけで、実は色んな物事の真理にものすごく近づいてる瞬間があるんじゃないだろうか。
それを名づけられなくて忘れていくことも多いのかもしれない。

いけちゃんが出てきた時や途中のキャラクター表現にはぎょっとしたけど、なんかカドカワっぽ~い!とも思った。

自分がいけちゃんみたいに不思議な存在を認識出来なくなったのって幾つくらいなんだろう??
そういえばとても小さな頃熱が出てうなされた時に、カーテンの模様がダンボに出てくるピンクの象になって怖かったのを思い出した。

不思議な存在って眠ってないのに見えている夢、みたいなもの。

自分の1番最後の恋人って、どんなひとだろう??
私は誰の1番最後の恋人になるんだろう??
この映画を観なかったら考えなかっただろうなってことを思いつくの、面白い。

追記 うどん屋の男の子と18歳になったぼくに同じ比重で愛くるしさを感じた。

特にうどん屋の男の子はこの映画に出てくる子役の中でダントツだった。
ねむ

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