ダーク魔カスコス

アクエリアスのダーク魔カスコスのネタバレレビュー・内容・結末

アクエリアス(1986年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

🦉アクエリアス🪓
〜サイコとアホ共のレクイエム〜

撮影スタジオに閉じ込められたミュージカル劇団員が、精神科から脱走してきた殺人鬼に殺されていくスラッシャームービーです。

この殺人鬼がミュージカルで使われるはずだったフクロウマスクを被るのですが、これがオシャレで雰囲気バッチリ。推理ものではないけれど、金田一的な雰囲気が出てて好きです。殺人のアイディアも豊富でやたらとグロい。

登場人物はアホばっかり。でもそこを楽しむもの😃劇中やたらと流れるロックな曲はうるさいけれどカッコいい。ちょうど良いおっぱいもありで、ハマれば大のお気に入りになる可能性を秘めてますよ。私は大好き👍

ジェイソンとかブギーマンとかより監督のセンスの良さを感じました。

死んでるはずやのにとにかく息しまくって体が動いたりまばたきしたりするのは爆笑。一回や二回じゃねーぞ🤣


⚠️以下ネタバレです⚠️


🎬冒頭のミュージカル
初っ端っから娼婦が殺されたと思ったら、みんなでやたらと死体をベタベタ触るわ、変態フクロウマスクが飛び込み前転するわで大爆笑🤣

直後にミュージカルであることに気づきましたが、すでにここで監督のことを好きになってしまいましたね。

ただこのミュージカルは間違いなく駄作だと思うぞ(笑)


🎬一人目の犠牲者
犯人が目の前にいるのに誰も気づかずみすみす殺されるのがいいですよね。オシャレだわ。死にかけてるのにカギのありかを問い詰められる被害者がかわいそう😅

カギを隠すように仕向けた演出家もバカすぎて最高。そんなに死にたいんかそうかそうか。


🎬一人になるな!
早速一人になるフェラーリに拍手👏


🎬足を捻挫した!
人が殺されてるのに足を捻挫したくらいでグジグジ言って、生き残りを2グループに分断する主人公🫢ヤダこの子アホの子よ。

部屋に残ったグループの方へ案の定殺人鬼がやってきます。目の前で唯一の戦力である男が首を絞められてるのに、キャーキャー叫ぶだけの能無し女はしめ殺したくなりましたが、直後に電気ドリルの大活躍で私はニッコリ😊

「がんばれ」の一言で足首の捻挫も何とかなり、男の死が完全に無駄だったことも分かって二度目のニッコリ。最初からがんばれ🤣

もちろん終盤の追いかけっこに捻挫の件が掘り起こされることはなかったのであった。我慢して踊ってるぐらいやねんから、そりゃ歩けるやろな。


🎬天井の出来事
生きてたヤツを斧でぶち殺す演出家。そしてたたみかけるチェーンソー!サービス満点ですね。こういうのが見たかったんだぞ、ハロウィンジエンド!

床から引き上げた女優の体が半分無くなってて笑った。スラッシャー映画じゃなくてモンスターパニックを見てたのか!?🤣パワフルすぎるぜ!

なんの対策もせずに穴に飛び込んで速攻でおろされるイケメンもほほえましい。バカばっかりやで!


🎬そして一人に・・
いろいろあって一人ぼっちになってしまう主人公。そのまま変態フクロウとのタイマン勝負へ!ここまでの構成もカッコいいですよね。

特に、カギを床に突き刺して死体を飾りつけてイスで待つラスボス感に惚れました。主人公は隠れてカギを奪う作戦に出ましたが、銃の扱いに自信のあるやつだったらそのまんま撃ち殺してますよね😅まあカッコよけりゃなんでもいいや!


🎬まだ終わらんぜ!
事件後にもう一山もってくる監督のサービス精神に脱帽。犯人が捕まってないことを主人公が知らないわけねーだろ!っていうツッコミは置いとこうぜ。

あと警備員のおっさんが眉間、眉間としつこすぎて撃ち殺したくなったんやが、あれは監督のジョークなんだろうか?


この人、他にどんな作品を監督してるんだろうと調べてみたら、デモンズばっかりやないか!🤣