もん

シェルブールの雨傘のもんのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
3.5

いつかみなきゃと思い続けていた本作。
そういうお話なのねオブザイヤー……


前半は美しい世界観で目の保養にきゃぴきゃぴ
後半はやたらと悲劇的なテーマソングが耳に残る展開に…

いや話の展開自体はたいしたことないのだけど
勝手にもっと甘いストーリーを期待していたので
ボコーンって殴られたまま終結しました。


完璧に作り込まれた衣装×セットに、
まさかのall歌劇。
そのダブルパンチにより現実味がいい感じで全くない…

ないのに!
ストーリーだけえぐい現実味っていう。
この落差なに。
際立ってしんどいですな鑑賞直後。


あんなにぽわぽわシノワな美麗カットを見せ続けられていたのに
結局ラストの吹雪のガソスタで入れ違うふた家族のシーンが頭から離れない……大人になるってさぁぁこういうことだよねぇぇぇ


この持ってかれかたは
ララランドでラスト号泣させられたやつに近い。
それをめちゃくちゃ端的にやられた感じがいたしました。
もん

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