おかちゃん

シェルブールの雨傘のおかちゃんのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
3.4
念願叶って名作を見ることができた。やっぱり配信はすごいね‼️
少年期に名作と聞いて、いつかは一度見てみたいと思っていた。しかし、まさかミュージカルとは恥ずかしいながら知らなかった。しかもこのミュージカルは他のものと違いレチタティーヴォという劇スタイルだそうで、 初めて見る形式だった。勉強になります🙇

▪️主題は、男女の恋愛が 「戦争」という不条理で、運命を翻弄されるという世界的に余多ある物語(「ひまわり」「君の名は」e.t.c)。
1958年から始まるアルジェリア紛争の従軍と1964年にかけての戦後の仏人生き残りで観るものに哀愁を楚々る。
ただ、'64年というと世界的には世界大戦終結から少し時間経過しており経済的には安定期に入っていたのか、余り悲惨さは感じられないのは私の感性が鈍いのか?🤣
▪️M・ルグランの名曲が印象深く残る。他にも、主人公ギイの職場シーンでは、Jazz的な編曲があったり、ダンス・シーンにマンボ入れたり、やはりフランス映画はお洒落です。
▪️色彩的にもビビッドなあしらいが多く、欧州の方はこういうのが栄えますね。
▪️あと、C・ドヌーヴの可愛さ&美しさは抜きん出ています。その他にもE・ファルナーの素朴さも可愛い❤️
やはり、欧州の方々を神々しく観てしまうのは、東洋人のコンプレックスか?🤭

何時ものセリフになってしまうが 、昔も今も人間はやってる事が一緒なんですね 。今のウクライナや中東情勢は、結局元になるのは国の利権争いが潜み、それにより戦闘が行われ、庶民が犠牲になる…。この事実を目の当たりにすると我々のような市井の人々は、何の得があるのか?を考えざるを得ない。組織の指導者なんて真っ当に責任取った人なんて何人いるのだろう。
そう考えると、国の利益を声高に叫ぶ方々の何と安っぽいことか…😢。
私達は、発言してる人がどういう意図を持って発言してるのか?そして、それが実現するとどう変化するのか?を鋭敏にキャッチして判断しなければいけないんじゃない?と思うこの頃でした😣💦⤵️