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風の惑星/スリップストリームのHKのレビュー・感想・評価

2.7
風の惑星ってどこだ?と思うが、地球なんですわ。狂風によって荒廃したというJ・G・バラードの小説を読んだとしか思えない近未来を舞台に、アンドロイドを追う賞金稼ぎという『ブレードランナー』(82)の影響丸出しのこの映画は『トロン』(82)のスティーヴン・リズバーガー7年ぶりの映画ということで当時、話題だった・・・っけ?忘れたけど、たぶんその情報で観たのだと思う。再見してまったくなにも覚えていないことに一瞬驚いたが、まあそんな映画っちゃー映画でとくに語ることもない。『少年と犬』(75)を彷彿とさせる地下住民の存在も、なんだかなあ。イギリスっぽいニュアンスが感じられるところは好きなんだけどね。あと、主演がビル・パクストンってのもB級ファンには嬉しい。ところでリズバーガー7年ぶりの映画ってのはこちらでの公開がという意味で、『トロン』と本作の間に未公開作、ジョン・キューザック主演の『トラブル・バケーション』(87)がある・・・って、例によって誰の役にも立たない情報でした。

【追記】でも一番の話題は、『帝国の逆襲』(80)でルーカスと袂を別ったゲイリー・カーツがマーク・ハミルと再タッグを組んだこと・・・だったと思う。どうでもいい映画に長々とすいません。
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