けーはち

柳生武芸帳のけーはちのレビュー・感想・評価

柳生武芸帳(1961年製作の映画)
3.0
柳生の秘伝の武芸書を巡り、柳生新陰流vs疋田陰流の剣士対決と、身分を偽り十兵衛に弟子入りするお忍びの姫と、亡国の姫とその近侍の運命が錯綜する伝奇時代劇。話はマクガフィンが各陣営の手に渡り歩く展開でいささかゴチャゴチャ。殺陣は流麗。松方弘樹の父親の近衛十四郎が主演、ライバル役にまだ青臭さのあるトッポいあんちゃんの山城新伍に、目鼻のはっきりした男前の品川隆二。若き日の里見浩太朗が若くてスマートなのに若年寄の重職の威厳のある声色でカッコ良い。