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荒野の大活劇のHKのレビュー・感想・評価

荒野の大活劇(1969年製作の映画)
3.5
本作はマカロニ・ウェスタンですがコメディなのでマカロニ特有の残酷シーンは皆無。
お年寄りから小さなお子さんまで安心して(?)お楽しみいただけます。
遺産相続の条件が、今は疎遠な弟と6カ月同居することと伝えられ、東部に住む主人公(ジェンマ)は弟のいる西部に旅立ちますが・・・

むかしTVでよくやってましたが久々の観賞です。
監督は『夕陽の用心棒』『続・荒野の1ドル銀貨』で当時モンゴメリー・ウッド名義(アメリカ人っぽくするため)だったジュリアーノ・ジェンマをマカロニ・ウェスタンのスターに導いたドウッチョ・テッサリ。
本作のクレジットではちゃんとジュリアーノ・ジェンマと表記されてます。

弟役は元プロボクサー世界チャンピオンのニーノ・ベンヴェヌチ(知りませんけど)。
紅一点のお色気担当は懐かしやシドニー・ローム(『個人生活』『危険なめぐり逢い』)。
音楽は『荒野の1ドル銀貨』『さいはての用心棒』などのジャンニ・フェッリオ。
肩の力を抜いて深く考えずにご覧下さい。

ちなみに、テッサリ監督は後にアラン・ドロンと組んで『ビッグ・ガン』や『アラン・ドロンのゾロ』なんかも撮ってます。
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