Fisherman

荒野の大活劇のFishermanのレビュー・感想・評価

荒野の大活劇(1969年製作の映画)
3.6
西部劇アクションにコメディがプラスされた珍しいマカロニウエスタン。
西部開拓やインディアンとは無縁の明るくコミカルな正月映画のよう。
借金取りに追われるジュリアーノ・ジェンマの楽天的な兄貴が伯父の遺産を相続するために真面目な弟とポーカー好きなオヤジの3人に西部一の悪党が繰り広げるドタバタ劇。
悪党の親分が笑わせてくれる。
・木を折ろうとして折れない親分
・兄弟を裸にして焼けたコインで拷問する
・分厚い手袋が邪魔で銃が持てない親分
・石鹸踏んで吹っ飛ぶ親分
他にも
・銀行員と客の金を渡す渡さないくだり
・タマネギ切って泣く兄弟
・ギブスで固定したら雪ダルマ
加えて、シドニー・ロームのお転婆お嬢様のズレも可愛い。
「まぁ、汚い!ステキ」
「監禁なんてロマンチックね」
そんな娘に手を焼く父親も大概だわ。
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