あー

人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇のあーのレビュー・感想・評価

4.8
おお!配信月末までじゃ無くなってる!
延びたーッッッ🙌

第3部は梶の軍隊生活。

戦地ではなく、軍宿舎での
軍隊の初年兵の在り方をまざまざと
見せつけてくる。
日本にもハートマン軍曹いるぞ。
上官だけではなく、先輩達からの
もう。ほんに縦社会勘弁してつかぁさい。

前作で、憲兵隊に目をつけられた梶は、
ここでも要注意人物として扱われている。

軍宿舎にまで訪ねてくる美千子!!
やりすぎやけど、大きな愛!!!!
束の間の邂逅。

そして...邦衛ーーーッッッ!!!!

軍人として何をやらしても駄目。
気骨が足りない男、小原。
もう、ほんま邦衛こういう役ピカ一やね。

この小原がこの回は重要。

後半、仲代達矢さんの泥水どぶん!!
先輩兵と共に泥の水溜りに落ちるのだが、
あっぷあっぷ溺れそうな2人の演技に、
ちょ。画面の向こうの私もマジで
一瞬、息出来なくなってしまった...。
呼吸忘れたの、あたい...。
危うく陸で溺れるかと思った...。

そして束の間の登場ではあるが、
丹下一等兵ッッッ。短い時間で、
その人間力を遺憾なく発揮し、
もうわたし、このシト好きや。

「人間の隣には必ず人間がいるもんだ。」

そう、お互い理解し合える人物に
出会える瞬間もこの映画は堪らない。


第4部

軍隊という組織が人間を腐らせるのか。

いや、腐らなければ"人を殺す"という、
"目的"を達せないのかー。

ソ連との国境に配属された梶。
第1部で戦地へ送り出した友、
影山との再会。彼は少尉として
梶に初年兵の教育を頼む。

梶なら殴られる初年兵も少ないだろうと。

指導官として、階級があがった梶。
初年兵は殴らずに教育する梶。

戦地経験も多い、古参の歩兵達に
やっかみを受け初年兵の代わりに
殴られ続ける梶...。

友の少尉に訴えても、叶わぬ思いもある。

ううううううう。

人間ドラマがより、秀逸になってる。

前半はコレまた宿舎での訓練や
出来事がメインだが、後半。
前線でのロシア兵を迎え撃つシーン。

圧巻の敵の戦車の数。
葉っぱでカムフラージュされて、
本体観れないのちょっと寂しw

いやあ、もう...。

言葉に詰まる戦闘シーン。
いや、ほんまに昭和の底力よ。
今までの人間ドラマとの対比を
ここで魅せつけてくる。素晴らしいな。


"生きている者はいないかーっ"

立ち上がる梶で幕は降りる。

続。

第4部が面白すぎて、観終わった後に
面白いな。いや、これ面白すぎるな。
ぶつぶつ呟きながら就寝。唸るわ〜‼️
あー

あー