Bobsan

ヘルハウスのBobsanのレビュー・感想・評価

ヘルハウス(1973年製作の映画)
2.9
リチャード・マシスンが原作、脚本を担当し、「ダーティメリー、クレイジーラリー」のジョン・ハフが監督したオカルト映画の名作ですね。もう、子供の頃から何度観たか知れない作品です。TVの映画番組でやればその度に(深夜だろうが)観ていましたし、DVDも Blu-rayも買って、なんだかふと観てしまう。そんな作品なので好きなのは間違いないんだと思います。でも、観る度に面白くないなあと思ってしまうのです。
何故だろうと考えると、あくまで個人的な感想なのですが、悪霊の影響を受けているとはいえ、キャラクターの行動や言動が唐突で一貫性に欠け、それぞれの気持ちに寄り添えない、俳優の芝居が大袈裟、キャッチーな見せ場が殆ど無い為中弛みする、など色々あるのですが、一番つまんないと感じるのが、大仰に「地獄の家の伝説」などと言うわりにその原因が、"おっさんのコンプレックス"というしょうもないものだからではないでしょうか。その原因をロディ・マクドウォールが口で説明するのも頂けない。この程度の原因なら「The Secret of HELL HOUSE(地獄の家の秘密)」くらいの方がしっくりくるような気がします。
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