すず

おっぱいとお月さまのすずのレビュー・感想・評価

おっぱいとお月さま(1994年製作の映画)
3.0
テテ坊やの目線で世界を眺める。可愛らしいテテの視線をよそに、大人たちの偏執で生々しい人間の営みが繰り広げられる。テテが絡めばとりあえず全部温かな雰囲気に包まれる。不思議と違和感なくとつぜん女の人たちがおっぱいを露出する。それこそ自ら着衣の肩紐をずらして、こちらに微笑みかけながら。テテはおっぱいを探し求めている。それは切実で愛らしい理屈なんだけど、そんなことを考える子供が一体どれほどいるのかな?笑。フランス人は最先端で、スペイン人は闘牛が如く情熱的。あまり深く考えずに、愛と情熱の風土を感じる映画。この作品に感化され、己の歌声を磨くことを決意した男には幸あれ。
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