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キラー・ビーのswansongのレビュー・感想・評価

キラー・ビー(1976年製作の映画)
3.9

「やめろ… こっちへ来るな!」

謎のメッセージを残してニューオリンズの海岸に漂着した貨物船。
乗組員が消えた船内には …

元祖「サンゲリア」みたいなこのオープニングからグイグイ引き込まれちゃいました♪

大ヒットした 「ジョーズ」 の柳の下を狙って量産された「生物パニックもの」を今まで数多く観てきましたが、これはその中でもかなりの見応えです。

ただし悲しいかな、お金がかけられない 「70年代のテレビ映画」なので、「マルティグラに浮かれ騒いでる群衆を殺人バチの大群が …!」 なんていう大風呂敷は拡げようもありません。

でも、予算もエキストラもハチの数さえも不足してる厳しい状況下で、この映画の作り手の皆さんがひねり出したアイディアが洒落てるんです♪

「ワイルドバンチ」の"伝説の横一列歩き"のひとり = ベン・ジョンソン、

「キル・ビル」 「グラインドハウス」 のベテラン保安官 = マイケル・パークス、

「荒野の七人」で村の娘と恋に落ちた若きガンマン = ホルスト・ブッフホルツ、

アクション映画ファンには嬉しいこの顔ぶれが、生物学的危機に瀕したニューオリンズ市民を救うために立ち上がる保安官+検死官+昆虫学者のトリオを演じています。
この渋いキャスティングもイイですね~♪

"安~い画ヅラ"と"ちっちゃ~いスケール"と"地味~な展開"に寛容なあなたにお薦めです!


("⌒∇⌒") 類似品多数。ご注意ください。
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