まめだいふく

努力しないで出世する方法のまめだいふくのレビュー・感想・評価

努力しないで出世する方法(1967年製作の映画)
3.0
 しがない窓ふき清掃員が売店で見つけた ‶努力しないで出世する方法” が書かれたハウツー本。書かれた通りに実践したら、あれよあれよという間に出世街道まっしぐら。何と転職2日目で課長に! 彼はどこまで登りつめることができるのか。彼の出世は光よりも速い……。

 タイトルに惹かれて鑑賞してはみたものの、非常に残念ながらワシの苦手ジャンルの一つであるミュージカルであった……。

 どうしても受け入れられないんですよねミュージカルって。ついさっきまで普通に会話してたのに、急に歌いだす踊りだすってのが「いやあり得んだろ」って思ってしまう。日常にそんな人いたら変な薬やってんのかって引くわ。
 で、途中に挟まれる歌や踊りでストーリーが中断してしまうのも嫌なんだな。そんなことしてないで話を進めてくれ、と。

 もちろん、それらをひっくるめてミュージカルというジャンルなんだから仕方ないということは百も承知なんだけど、どうしてもこの世界観を受け入れられない。おそらくワシはこの先ずっとミュージカルの良さを理解できないままで一生を終えるのであろう。

 因みに、ワシの映画を観るときの三か条の一つに「観始めた映画は最後まで観る」というのがあるので、いくら苦手とはいえ、本作もちゃんと最後まで観ました。そこで気付いたのは、登場人物のうち、全然歌わない社長秘書のおばさんが、最後の最後にようやく歌いだすんだけど、実は一番歌が上手かったという。
 
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