このレビューはネタバレを含みます
知人に勧められて観た。観終わってすぐ「情動」という言葉が浮かんだ。怒りも悲しみも愛しさも激しい。
ジャイトの気持ちの変化は丁寧に描かれていたと思ったけど、シベルがジャイトを愛する過程が私にはそこま…
Gegen die Wand=壁に向かって
「愛、死、悪に関する三部作」の第1作
▲ざっくり言うと3つのチャプターに分けれる。ブレーキも踏まずに壁に激突したジャイト・トムルク(ビロル・ユーネル)…
トルコ版劇薬(?)恋愛エンタメってとこなのかな?勝手に思い描いたアスガー・ファルハディが描くイランのような異国の特別感は感じずアメリカの商業的なものにトルコを乗せてるからなんとなく価値を感じたという…
>>続きを読む主役の男女が破滅的で、精神的にも肉体的にも痛々しい様を見るのがキツかった。ただ随所にちりばめられている音楽が最高すぎて、エンドロールの音楽を片っ端からディグってしまった。
お洒落な映画が好きな人には…
『そして、私たちは愛に帰る』が割と好みで、実は3部作だったと後で知り、今回はこの作品で国際映画祭等で受賞し、ファティ・アキン監督の名を有名にした話題作なので鑑賞。
ちなみに監督企画三部作『愛、死、…
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舞台はドイツ~トルコ。時代は2000年代。ドイツに住むトルコ人の男女の偽装結婚をきっかけとした恋愛がテーマ。
トルコ人ってどうなのか知らないが、この映画ではとにかく直ぐに頭に血が上り、直ぐに血塗れに…
ヴィンセントギャロ的要素をどことなく感じる映画でした。
めちゃくちゃに暴れてあからさまに崩壊できる人間の方が繊細で弱いというのがよく分かります。この女の人のように、芯を持って静かに崩壊してる人間の方…
トルコは男尊女卑が激しいとは聞いていましたので、その環境下で自由な恋愛を望む女と妻を亡くした男の話の本作、なかなか興味深かったです。遊びたい盛りの時代をうまく乗り越えられなかった女と、若干自暴自棄の…
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