ドイツの名匠 ファティ・アキン監督作品
2004年ベルリン映画祭の金熊賞受賞作
偽装結婚した男女の痛々しいほどに切ない愛の行方を描く
アンニュイで退廃的な一風変わった激しくも切ない恋愛模様や、自暴自棄な設定や雰囲気などがカラックスの超絶大傑作『ポンヌフの恋人』を彷彿とさせ、個人的なツボを絶妙についてくる
そして登場人物のそこはかとない魅力に有無を言わさず惹き込まれてしまう
刹那的であり寓話的だけど、決して綺麗事だけでは終わらない
偽装結婚から深い愛へと発展していく過程など、中々ヘビーで観ていて痛々しくなるほどファンキーなラブストーリーだけど、エキゾチックで要所で挟まれるトルコの特徴的な音楽も非常に印象深い
ラストで残る秀逸な余韻も素晴らしかった…👏🏻
〈 Rotten Tomatoes 🍅91% 🍿93% 〉
〈 IMDb 7.9 / Metascore 78 / Letterboxd 4.0 〉
2021 自宅鑑賞 No.408 GEO