マーくんパパ

ジュリアス・シーザーのマーくんパパのレビュー・感想・評価

ジュリアス・シーザー(1970年製作の映画)
2.9
題名は“アントニーとブルータス”の方がしっくりくる感じ。C・ヘストンがシーザー演ずると思いきや暗殺されたシーザーの仇を討つアントニー役、主役はシーザーの友人でありながら陰謀に巻き込まれとどめを刺したブルータスの苦悩が主題のシェイクスピア劇。予算の関係なのか壮観な歴史絵巻物大作でもないし主役が引き立たず中途半端な出来映え。オクタビアヌスと袂を分かちたその後のアントニーを描くヘストン監督の『アントニーとクレオパトラ』とセットで観て丁度いい満足感かな。