生酒冷造

姑獲鳥の夏の生酒冷造のレビュー・感想・評価

姑獲鳥の夏(2005年製作の映画)
2.9
原作を読んだ事ある人には、ちと残念な印象を与え、未読の人には何?って印象を与える作品の仕上がり。
けど、あの金田一耕助ですら、現在に至るまでに様々な残念なイメージの映画があるのだから、一発目でここまでもっていけたのは良作とすべきか。。

狂おしい様々なきっかけを、言葉の説明や思わせぶりで済ましてる。あえて残酷な赤裸々な部分表現を避けたのか?
ちゃんと映像に盛り込んでいたら、関口の狼狽やら夫の動機も印象に残ったかも。
原作を読み進めるうちにゾワッとする空気。
それが全く感じられず、姑獲鳥が脚色語のような扱いで、単なる不倫劇の末路しか目につかない。

原作の名セリフ集をただ繋げただけのような仕上がりでした。
生酒冷造

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