なんとも惜しいこの作品。
原作はもうとてつもなく素晴らしい作品。大好きな作品です。
なので映画化を知って、喜びました。
しかも役者陣が最高に素晴らしくて。
(メイン人物のキャスティングはまさに自分の中でイメージしてたとおりだったので、驚きました!)
ただ、ちょっと、いやかなり異色なこの作品。
映像にするのはきついだろうな~~とは思いましたが。
が。
なぜだ。
何であの傑作がこんなしょぼい作品になるんだ。
あの終始おどろおどろしいような作中の空気が
一変して学芸会のお化け屋敷のような陳腐さに・・・。
しかもキャストはすばらしいのにどうも鍵を握る
原田知世がこれまたひどい。(原田知世は好きだけど)
そしてストーリー展開が原作を読んでいなきゃ
さっぱりよくわからない意味不明な脚本。
一緒に見に行った友達のうち、原作を読んでないコが
鑑賞後に「なあ②、コレ何の話なん?」の一言。
そりゃあそうだ。わからんわな。
私も原作読んでなかったら間違いなくわからない自信がある(><)
製作・演出がしょぼすぎ。
出来ないならやるなよ。
原作ファンを取り込みたいならもっと丁寧にやってよ。
後半なんて、もはやコントじゃん。
原作を再現せず新たなファンを取り込みたかったんなら
原作知らなくても楽しめるように作れよ。
どっちでもないって一体どうゆう事よ。
役者陣はうまくやってたのに。
永瀬さんの関口くんなんて最高だった。
堤さんだって京極堂の大変なセリフを上手くやってた。
いくら原作と役者が良くたって、
その間にいる製作側がしょぼかったらこんな大変な事になるのね(><)
いい作品に仕上げてもらって、鉄鼠とか塗仏とか続き見たかったな~~。
悔しい・・・